勘違いがワークライフバランスおばけを生み出す
経営コンサルタントの横山さんが
書かれた記事を読みました。
働くということについて、
いま私は会社に所属せず、
フリーランスの形を取っているので
「成果が全て」という認識のため、
今回の記事は勉強になりました。
求められる「働き方改革」
- 少子高齢化
- グローバル化
に立ち向かうためにも、
優秀な労働力を確保するには
これまでの組織制度や労働制度では
戦うことができなくなります。
終身雇用・長時間残業など、
これまでとは異なる
「働き方改革」が必要なのです。
ところが著者の横山さんは
「ワークライフバランス
という単語を勘違いして、
仕事があるのに残業せず
帰る人が増えている」
と警鐘を鳴らします。
管理者同士の対立問題
横山さんは
仕事があるのに残業せず帰る人
がいる理由を
「成果に対して責任を持つ者」
と
「時間外労働削減に責任を持つ者」
が対立しているから
だと受け止めています。
たとえば
人事部長と営業部長の
ようなものですね。
人事部長は、
残業時間で判断するので
「とにかく残業せず帰れ」
と指示する。
営業部長は
営業数字で判断するので
「とにかく結果を出せ」
と叫ぶ。
この判断指標・認識相違が
板挟み状態を生み出します。
仕事の成果が置き去り
「とにかく残業せず帰れ」
「とにかく結果を出せ」
この板挟み状態。
問題点は「残業ゼロ」と
「ワークライフバランス」
だけを実現させようとしていること。
この結果
「仕事の成果を置き去りにする」
状態が生まれている。
残業をしないことだけを意識し、
成果にはコミットしていない
というのです。
本当の解決策
残業をする理由としては
- 仕事の量が多すぎる
- 個人の作業密度が低い
が挙げられます。
1点目の仕事量については
上司の問題にしてしまえば終わり。
責任転嫁も容易です。
著者の横山さんは
今回の問題解決のためにも
見直すべきは
作業密度だと述べます。
作業密度が低い人ほど
時間をダラダラ過ごしながら
ワークライフバランスを唱えて
定時で退社しがち。
作業密度を高めるために
時間あたりで処理する仕事量を
増やすように意識しましょう。
以上が記事の要約です。
努力主義の弊害
今回のような
ワークライフバランスおばけ。
個人的に
「努力主義」
も大きな原因の1つだと感じました。
労働時間については
など様々な研究がされています。
けれどこれらの記事や
今回のテーマは
「成果主義」が大前提。
残念ながら
労働時間=
努力して成果を出した時間
ではありません。
労働時間内で
いかに成果を出したか。
その作業密度こそが
あなたの努力した証なのです。